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西島はいじられキャラっぷり、竹内は勘の鋭さを発揮!
衝撃のサスペンススリラー『クリーピー 偽りの隣人』
西島秀俊、竹内結子、黒沢清監督が登壇した舞台挨拶レポート

6月18日(土)より全国公開される、衝撃のサスペンススリラー『クリーピー 偽りの隣人』。本作のヒットを祈願した先行上映会が、8日(水)に大阪市内で実施され、主演を務める俳優・西島秀俊とその妻役の女優・竹内結子、そしてメガホンをとった黒沢清監督が出席。映画の雰囲気とはまったく違った和やかムードの舞台挨拶を行った。

映画は、第15回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した前川裕の小説を映画化したもの。西島が演じるのは元刑事の犯罪心理学者で、かつて同僚だった刑事から分析を依頼された6年前の一家失踪事件と、自身の隣人一家のあまりにも不可解な関係を軸に、日常に忍び寄る恐怖を描き出す。
 
西島は「この映画は実際にあったいくつかの事件がモチーフになっています。もしかしたら自分の身にも起こるかもしれないという怖さを感じていただけるのでは」と本作のポイントを解説。そして、竹内は「少し不謹慎かもしれませんが、そんな物騒な場面もとても楽しんで演じました!」と笑顔で撮影時を振り返った。
 
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竹内と西島と言えば、映画化もされた人気テレビシリーズ『ストロベリーナイト』で上司と部下として共演済み。西島は竹内との共演について「今までは上司でしたが、今回は夫婦役。やっと同じ目線に並んだ感じがありますね」と話すと、竹内は「西島さんは安定の西島秀俊という感じ。いつも穏やかで怒ったところを見たことがない。だからみんな西島さんをいじるんでしょうね。西島さんのリアクションが見たくて」と、意外な西島のいじられキャラを暴露。「『ストロベリーナイト』の時もみんなにいじられていたし、今回も香川(照之)さんのオモチャにされていましたよね」(竹内)と話すと、西島は「いつからこうなったんでしょう?」と苦笑していた。
 
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映画のタイトルである“クリーピー”とは“ぞっとする”という意味。そこで、MCから最近ぞっとしたことについて聞かれた西島は「夜の公園でちょっと昔のJ-POPを真剣に歌っている人がいて、散歩しているときによく遭遇するんですよ」とクリーピーなエピソードを披露。すると竹内から「その歌は今ここで歌っていただけるんですよね?」とまさかのムチャブリ。「え? やめてくださいよ。もう」と、西島は早速いじられキャラぶりを発揮していた。
 
その後、大阪名物のたこ焼きを食べてもらおう! ということで、登壇者らにはサプライズでたこ焼きをキレイに積み上げた、たこ焼きタワーがステージ上に登場。しかし、それらが運ばれてきた瞬間から、竹内は何やら「あれ?」っと怪訝そうな顔に。「疑問はあるんですが…」(竹内)と言いながらも、3人同時にそのたこ焼きを口の中に…。
 
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しかし、3人とも何やら微妙な表情。実はそのたこ焼きは、映画のタイトル“偽りの隣人”にかけて作られた、たこ焼きに見立てたプチシュー“偽りのたこ焼き”だったのだ。竹内は、それを運んできた人がパティシエ風の服を着ていたことと、甘い香りが漂っていたことですぐに見抜いていたことを明かしながらも「ビジュアルと味に混乱していますが、美味しいです!」と嬉しそうに食べていた。
 
最後に、「日本を代表するトップスターたちが、クリーピー、つまり気味の悪い作品を作り上げています。結構ヤバい仕上がりになっています。どうか覚悟して最後までご覧ください」(黒沢)、「前のめりの悪夢を楽しんでいただきたいです!」(竹内)、「キャストみんな、すごく気持ちの入った演技をしています。中でも香川さんはとにかくすごいです。きっと観応えがあったと思っていただける作品になっていると思います!楽しんでください!」(西島)とアピールした。



(2016年6月 9日更新)


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Movie Data

©2016「クリーピー」製作委員会

『クリーピー 偽りの隣人』

出演:西島秀俊 
   竹内結子
   川口春奈
   東出昌大
   香川照之
監督:黒沢清
原作:「クリーピー」前川 裕(光文社文庫刊)
脚本:黒沢 清、池田千尋

【公式サイト】
http://creepy.asmik-ace.co.jp/

【ぴあ映画生活サイト】
http://cinema.pia.co.jp/title/168268/